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フランス写実主義の画家クールベは、1869年の夏にノルマンディー地方のエトルタに滞在し、嵐に荒れ狂う波を中心モティーフにした作品を多数制作した。本作はその一点。どんよりと雲の垂れ込めた空の下、波が白い波頭を上げて砕け散る一瞬前を迫真的にとらえている。パレットナイフを用いて厚く塗り上げる技法が、うねりやしぶきなど波のもつ動感をより一層際立たせている。
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