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維摩

堂本印象1923

京都府立堂本印象美術館

京都府立堂本印象美術館
京都市, 日本

維摩とは、大乗仏教の一教典に登場する居士の名である。インドの毘舎離に実在した富豪で、学識にすぐれた在家の信者とされる。あるとき、文殊菩薩と「不二法門に入る」の解釈についての論戦で、文殊は「無言無説」であると言葉で表現したのに対し、維摩は沈黙で実践してみせたという話がある。この「維摩黙然」は、しばしば、絵の主題に用いられてきたが、本作もまたこれを主題にしたものである。豊かな白い鬚とするどい眼に、超俗の風貌が表れており、淡い色合いでありながらも荘重さが感じられる作品となっている。

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  • タイトル: 維摩
  • 作成者: 堂本印象
  • 日付: 1923
  • 実際のサイズ: w左:61 中央:166 右:61 x h左:225 中央:225 右:225 cm
  • タイプ: 絹本着色・3面
京都府立堂本印象美術館

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