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裾が広がった高台を持ち、胴部は膨らみを持つ。長い頸部からラッパ状に開いた口縁に、切り込みを入れて6つの花弁状になった百合口を持つ瓶である。胴部には、素地に白土の線を連続して貼り付け、その上から黒釉を全体に掛けて、白い筋が浮き上がった文様を生み出している。このような文様は「堆白線文」(ついはくせんもん)と呼ばれ、金時代に多用された。百合の花に例えられた百合口は、宋時代以降にみられる形である。
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