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日本の近代具象彫刻の大家・朝倉文夫に彫刻を学んだ長谷川は、生涯、穏健かつ明快な具象表現を旨とし、人体やさまざまな動物の姿をモチーフに数多くの彫刻作品を制作した。本作は、厳かに一歩を踏み出した女性の優雅な立ち姿を表現したもので、第10回日展において特選を受賞した。作品からは、写実的な表現に重きを置きながらも、理想的な女性像を追求しようとする姿勢が感じられる。
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