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項羽(前233~前202)は、中国の秦末に起った群雄のひとりである。 戦国時代末、楚の将軍であった項燕の孫として生まれ幼時から兵術を学んだ。 秦の始皇帝の死後、陳勝呉広の乱が起こると二四歳で挙兵し、沛(江蘇省沛県)の劉邦(漢の高祖)と共に秦都の咸陽を占領して秦を滅ぼした英雄である。その合戦に於いて項羽が秦随一の武芸者と一騎打ちして、その武芸者を馬上より叩き落とし、その馬を頭上高く持ち上げ、敵陣の真ん中に投げ込み、 威嚇することによって勝利に導いたという逸話がある。このねぶたは、その時の項羽の荒武者振りを再現したものである。
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