Peregrinos en el Camino de Santiago(2021)出典: Axencia Turismo de Galicia
あなたにとってサンティアゴ巡礼の道は何を意味しますか?
私達は、様々な専門家の方々に、専門分野から、サンティアゴ巡礼の道が、彼らにとって何を意味するのか、そして巡礼の道の近くにいる事が毎日の仕事にどのように影響するのかについて質問します。
Javier Pitillas, president of DisCaminoRegional Government of Galicia
ハビエル・ピティージャス、DisCamino代表
DisCaminoは、障害を持つ人々がサンティアゴ巡礼を行うことを可能にするボランティアによって実施されるプロジェクトです。「巡礼は、誰にとっても、夢の冒険です。そして、皆にとって、達成することは、大きな満足感です。しかし、障害のある人にとっては、さらにもっと満足する経験でしょう。彼らの人生のある時点で、巡礼はできないだろう、身体的、知的または感覚的障害により出来ないだろうと思いました。社会が巡礼は出来ないと彼らに言ったからという場合もあるでしょう」。
Lucía Freitas, A TafonaRegional Government of Galicia
ルシア・フレイタス、A Tafonaシェフ
ルシアは、サンティアゴのミシュランの星付きレストランA Tafonaのシェフです。「私は、巡礼の道の最終地点にいて、コンポステーラに巡礼者が到着するのを見て、彼らの人生について話しを聞き、彼らの事を知り、毎年、他の人達を誘って、ここに戻って来るのを見るのは幸せな事です。巡礼者の多くが、最後の日に、私のレストランにランチやディナーを食べに来たり、旅や経験がどのような物だったかを話に来てくれます。ある意味、彼らの経験の一部になるのです」。
Tommi Alvarellos, official tourist guideRegional Government of Galicia
トミ・アルバレジョス、公式観光ガイド
「サンティアゴ巡礼の道でグループをガイドする時、スペインにはハイキング道が沢山あり、巡礼の道よりも美しいルートもありますが、これは他に類を見ない物である事を伝える事から始まります。サンティアゴ巡礼の道は、歴史、建築、自然、美食、音楽、その村々、人々なのです。サンティアゴ巡礼の道では、尊敬、物事の本当の価値、協力、特に、乗り越える事を学びます」。
Lucía Catuxo, ceramistRegional Government of Galicia
ルシア・カトゥショ、陶芸家
ルシアは陶芸家で、北の道のすぐ近くに作業場があります。「先代からノウハウを引き継いだ伝統的な陶芸家から学びました。多くの世代を通じて、より個々の、個人的な作品が生まれましたが、集団的な知識に支えられています。同様に、サンティアゴ巡礼を1人で行う巡礼者は、彼よりも前に巡礼した何百万人もの人が通ったのと同じ道を通ります。
Jose de la Fuente, O Camiño Empeza AgoraRegional Government of Galicia
ホセ・デ・ラ・フエンテ、O camiño empeza agora
「O camiño empeza agora」は、巡礼の道に関連する高品質の製品だけでなく、サンティアゴに到着したばかりの巡礼者への理解と共感を提供する施設です。ホセとイサは、巡礼者として出会い、彼ら自身が巡礼を終えた時に感じた、ある郷愁をなくそうとしています。
Begoña Valdomar, hospitalera of the Fisterre hostel(2021)Regional Government of Galicia
ベゴーニャ、フィステーラのオスピタレラ
フィステーラのアルベルゲのオスピタレラ、ベゴーニャは、おもてなしとは、自宅や自分の町で訪問者や外国人を受け入れ、歓迎する優しさと気遣いであると定義します。「私達は、サンティアゴ巡礼の道を歩く、私達のアルベルゲに来る人々を毎日受け入れる、ホストです」。
Mónica and Silvana, Ideas PeregrinasRegional Government of Galicia
モニカとシルバーナ、Ideas Peregrinas
モニカとシルバーナは2人の姉妹で、それぞれ、13歳、14歳だった時から巡礼者です。2016年に、2人で起業する事を決め、Ideas Peregrinasという巡礼者を歓迎する空間を作りました。「巡礼の道と繋がる事で、毎日巡礼しているような気分になります。巡礼の道で人を受け入れることは、私達の最高の部分でおもてなしをすることですが、私達も受け取ります。常に、新しい事を学び、繋がり、新しい友達に出会い、与えると同時に、エネルギーを得ます」。
Javier, Mochila ExpressRegional Government of Galicia
ハビエル、Mochila Express
ハビエルと弟のカルロスは、2006年から、Mochila Expressという、巡礼者の荷物の配達を専門にする会社を経営しています。ハビエルは彼の仕事の重要性に関して、自覚があります、なぜなら、「巡礼者の命を運ぶからです」。両親の年齢の人々が、満足感だけを背中に、巡礼の道を進むことが出来るのは彼らにとって喜びです。
Espido Freire, writerRegional Government of Galicia
エスピド・フレイレ、作家
エスピドのコンポステーラへの巡礼は、本になっており、また、彼の家族の原点がある土地への旅でした。「サンティアゴ巡礼の道は、空間の中だけでなく、時間を旅する、数少ない行程の1つです。それは遺産や風景に繋がっているだけでなく、私にとって、子供時代を過ごした場所、年を取ってから過ごした場所、家族の土地を旅することを意味します、ここが老後を過ごす場所になる事を願っています。
José Mª Díaz Bernárdez, PeregrinotecaRegional Government of Galicia
ホセ・マリア・ディアス、Peregrinoteca
ホセ・ディアスは、巡礼者に対して、物質的なニーズに応えるためのお店、Peregrinotecaを2004年にオープンしました。サンティアゴ巡礼の道で店舗を持つ事は非常に真剣な事です。東から来る巡礼者のおもてなしをするのは、光栄です。彼らのおかげで、何年もの間、巡礼者が何を必要としているかが分かりました。なぜなら、ここは私達の土地ですが、彼らの旅は地元の人間である私達の多くにとって隠れた世界だからです」。
Virginia López, Taboada y RamosRegional Government of Galicia
ビルヒニア・ロペス、Taboada y Ramos
ビルヒニアは、Taboada y Ramos、巡礼の道のメンテナンス等を行う建設会社で働いています。彼女のキャリアの中で最もエキサイティングな瞬間の1つは、古代ローマ街道の発見でした。「このような作業は、サンティアゴ巡礼の道が通っている村々の歴史の保存に貢献する一つの方法です。タイムスリップをして、昔に戻る、一つの方法です」。
Segundo Pérez López, director of the Pilgrim's Office (Oficina del Peregrino)Regional Government of Galicia
セグンド・ぺレス・ロペス、巡礼者事務所長
セグンドは、かつて、サンティアゴ大聖堂主席司祭であり、巡礼者事務所の所長を務めており、巡礼者事務所は、現在、サンティアゴ大聖堂に属する、サンティアゴに到着する巡礼者の受け入れを担当しています。「巡礼は、最も遠い古代の人から、自分自身、自然、他人、そして多くの人にとって神との出会いです。それは、自分自身の深い部分を知るのに役立つ出会いです」。