日本の美を訪ねる:国宝「普賢菩薩像」の修理

日本の美を千年先へ受け継ぐ「修理」の技をのぞいてみよう

表打ち出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

国宝「普賢菩薩像」の修理

日本の美を千年先へ受け継ぐ「修理」の技をのぞいてみよう

国宝「普賢菩薩像」 平安時代・12世紀 東京国立博物館蔵出典: ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

国宝「普賢菩薩像」(東京国立博物館蔵)

平安仏画屈指の名作とされ、1950年制定の文化財保護法で初めて国宝に指定された作品のひとつです。 支持体である絹の損傷が進み、絵の具も一部はがれていたため、2019年から修理が進められてきました。

調査出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

調査

修理はまず作品の状態を詳しく調査するところから始まります。ルーペを使って作品の状態を確認していきます。

剥落止め出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

剝落止め

彩色部分に膠水溶液を塗り、絵の具を定着させます。

解体・保護出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

解体・保護

掛け軸をいったん解体し、今後の作業に備えて養生紙などを貼り、絵の具を保護します。

紙の準備出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

紙の準備

本紙を支える和紙を新たに準備します。作品と色を合わせ、天然染料を使って染め上げていきます。

修理の進め方出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

修理の進め方はどうやって決める?

修理の方針は専門家による検討会を開いて決めます。作業の節目ごとに開いています。

絹の準備出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

補修絹の準備

欠損部を補う絹はたたいたり、人工的に劣化させたりして、数百年経たもとの素材の強度に近づけます。

表打ち出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

表打ち

裏側には、前の修理で使われた補修材が付いています。作品を裏返してそれを取り除く作業に備え、表側に紙などを貼って保護します。

肌裏紙の除去出典: 大解剖!普賢菩薩像の修理

肌裏紙の除去

裏側に貼られている「肌裏紙」を湿らせながら取り除きます。ルーペを使い、ピンセットの先で細かい繊維を少しずつ取っていきます。

提供: ストーリー

紡ぐプロジェクト 東京

協力:
東京国立博物館
半田九清堂

写真:
半田九清堂
読売新聞社

制作:
読売新聞社

ⓒ読売新聞社2021

提供: 全展示アイテム
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