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糸を織り手が自ら紡ぐのは、今や日本全国でもほとんど行われなくなった丹波布の特徴です。収穫した棉実から種を外す「綿繰り」、絡みあった繊維をほぐす「綿打ち」のあと、綿をロウソク状に巻きあげた「じんき」を左手にとり、指で糸を紡ぎ出しながら糸車の紡錘に絡め、カラカラと糸車を回して巻き取っていきます。粗糸を引き出しながら撚りをかけて紡いだ糸は、機械で紡ぐのとは異なり、均一な太さにはなりませんが、かえってそのことが、織り上がったあとの風合いを生み出します。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます