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本作は京都清水の五条坂をモチーフにしたもので、西山翠嶂画塾青甲社の第1回展に出品された。画面中央に坂が大きく配され、左に空地と寺の石垣が続き、右には民家が並ぶ。坂には和装と洋装の人々が行き交い、自転車、人力車、電柱など、まさに大正という時代を表す風俗が描き込まれている。これらに加え、遠景に描かれた気球や洋館など、作品内にちりばめられる不思議な和洋折衷は見るものを退屈させることがない。日本画でありながら、左手前に配された画家の名前を貼紙状に描くカルテリーノもそんな作者の遊び心を伝えている。
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