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ここはインド、カッチ地方の荒れた平原の真ん中にある廃墟である。ぬけるようなコバルトブルーの空、白けた枯れ草、乾燥した粉っぽい黄土色の大地は、4年間この地方に雨が降っていないことを象徴した景色である。画面中央に描かれた、朽ちた廟の傍らには石柱が立ち、その手前には牛の像、廟の中には男女の像が立てかけてある。気の遠くなるような果てしない広野、声なき大地に、ただひたすら乾いた風が吹き渡っている。
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