明治後々期、大正、昭和、
鉄(レール)枠明治四十三年に五十年計画で開坑した、八幡製鉄二瀬出張所中央坑が使うていた、 其他の大手ヤマは我知らず。 レールは60ポンドが多くキカイ座には75、100ポンドがあった。 アーチ形でないレール枠はハリ、アシ共三本組合せであるがカネカタは總べて足は木材(坑木)であった、稲築坑の本卸坑道千メートルは昭和になってアーチ が完成した 高二メートル強巾三メートル強
機械室や主要ポンプ座にはアーチの中に継こむペーシやボールトも強力なものを使う、
三井山野漆生坑はレールの頭を外にしてまげていた 他のヤマとは反対である、
本線巻卸しなどにこのアーチ枠を使う 中継ペーシは孔二個だけに略していた、
レールの頭を下にして足に切こむ これは大工の手がいるのでややこしい其上足にワイヤをまく、ヨッテ使用少。
ハリ・レールの両端一、五センチ位にアゴが鋲でカシメつけてある
レール、カグメ枠の親ハリは二本組合せてある 穴をあけボールドで締ていたが孔から折れので、手鉄で焼はめに改良された。