明治中期 低層炭はカネカタも低い スラ棚はできない、昇り切羽口を盤打ちして広め それに一時(ど)カブダシ(淄炭)し一函又は数函になって捲立より炭函を押しこんで積む、 エブ ガンヅメで掬い込む、
スラは傾斜バンガヤリ12.3度位は前向きに引けば危険よってあと向になりカルイを尻にまわして引く 手で梶をとる 積載百五十キロ位 木路(コロ)成可ひかぬ 金がかかるから、
麻生系のヤマは塊炭で函の渕に立ぐれして 山盛に積んでいた 立ぐれのないのは二合勘
引 函は二十四サイ ヤマにより又は二十八サイ
〽女ながらも 滝夜叉姫は 七十五りき蟇の術 コットン