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昔のヤマ人坑内で災害による死者ができるとその魂魄は地下に溜まり幽霊となって坑内をさ迷うと信じていた、ヨッテ屍を炭函に収容すると同僚知人は五、六台に分乗しユルゝ巻あげる この際 死者の名を呼ぶオーイあがりよるぞ ココは××片ぞーと大声で交互におめく 坑口近くになると一応停止して化粧枠に飾ってある護山神の守り札を取のける、坑外にあがったときは あがったぞーと叫んでいた、坑内で頬かぶりを嫌うのも此場合 叫声がきこえぬからである、尤も両耳をふさぐから重圧の前兆もきこえない。
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