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『陽だまりの樹』 名場面

手塚 治虫

手塚治虫

手塚治虫
Tokyo, 日本

「人間なんて死なせるのは簡単です ほっときゃいい 生かすほど難しいことはありません! それこそ医者の務めなんですぞッ」

江戸時代から明治時代へ……日本の政治の一大転換期を舞台に、その時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いた大河ドラマです。
青年武士・伊武谷万二郎は、剣豪・千葉周作の道場へ入門しましたが、入門3日目に千葉周作は死亡。その通夜の席でいざこざを起こし、兄弟子の清河八郎と決闘することになってしまいます。
そしてけがをした万二郎の手当てをしたのは、同じ小石川で開業している蘭方医・手塚良仙の息子の良庵でした。
これがふたりの運命の出会いでした。
武士という滅びゆく生き方を貫ぬこうとする伊武谷万二郎。
無知や迷信と闘いながら近代医学の道を切り開こうと努力する良庵。
彼らは、まるで反対の生き方を選び、互いを敵視しながらも、同じ女性を慕い、それぞれに、激動の時代を必死で生きていくのでした。

981/04/25-1986/12/25 「ビッグコミック」(小学館)連載

主人公は、純粋だけど頑固な武士・万二郎と、人当たりはいいがお調子者の蘭方医・良庵の二人です。

題名の「陽だまりの樹」とは、江戸幕府を揶揄した意味です。作中に登場する陽にあたった樹が外見は立派だが中身は虫食いだらけでボロボロの状態を指してます。

良庵は実在しており、実在の良庵は、日本で初めて軍医となった人物だということで、そのエピソードはこの作品の中にも描かれています。

手塚治虫の父はこの作品を読んで泣いたそうですが、その理由は作品を読めば分かると思います。

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  • タイトル: 『陽だまりの樹』 名場面
  • 作成者: 手塚プロダクション
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