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倚杖羅漢図

陳賢中国 清時代 1676年以前

神戸市立博物館

神戸市立博物館
神戸, 日本

 陳賢(生没年不詳、17世紀中頃活躍)は、字を希三といい、初期の黄檗絵画を代表する中国人画家。彼自身が来日した形跡はないが、渡来する黄檗僧らに託して、道釈人物画を送り込んだ。そのアクの強い画風は、逸然を開祖とする長崎の「唐絵(からえ)」成立に大きな影響を与えた。
 本図は、延宝五年(1677)開創の長崎・聖福寺の什宝として整えられた観音・羅漢の五幅対のうちのひとつである。現在は、切り離されているが、当初は、隠元の弟子・木庵の賛文が画面上部に付属していた。木庵は、この羅漢に「椅杖咲接童子大阿羅漢」と題している。大胆な陰影を施した生々しい表情と、筆勢をきかせた粗豪な衣文の対照が独特の画面を作り上げている。線描、陰影法ともに高度な技術を深い精神性の内に駆使し、写実より写意を重んじた中国・道釈人物画史上における傑作が生み出されている。右下方に「陳賢之印」朱文方印がある。

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  • タイトル: 倚杖羅漢図
  • 作成者: 陳賢
  • 作者の生存期間: Early 18th century - Late 18th century
  • 作者の国籍: China
  • 日付: 中国 清時代 1676年以前
  • 場所: "Shofukuji, Nagasaki, Japan"
  • 実際のサイズ: w95.1 x h141.9 cm
  • タイプ: Painting
  • 外部リンク: 「倚杖羅漢図」の日本語情報
  • 媒体/技法: 墨画淡彩
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