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柳川藩7代藩主、立花鑑通所用の甲冑。4代鑑任所用の具足と共通する意匠、技法が見られ、本品も派手さはないが、精緻な細工の赤銅金物を多用するなど入念な作である。鉢裏に「宝暦四甲戊年王(閏)二月吉日」と墨書があり、鑑通二十七歳時の製作である。この具足に使用されている家紋をみると、その後確立した御定紋の祇園守紋が使用されるようになったのがこの頃であったことがわかる。
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