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舞踏会用ドレス

不詳1888年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

トレーン部分に使用された重厚なブロケードに織り出された葉模様は、シダか芭蕉にも見え、日本趣味を感じさせる。このモチーフはリヨン歴史染織美術館が所蔵している日本製テキスタイルと類似し、これを参考にしてリヨンで製作された可能性が大きい。19世紀後半、パリ・オートクチュールの素材を一手に生産していたリヨンの絹織物業者は、新たなデザイン・ソースとして当時流行のジャポニスムに視線を向けていた。
1880年代後半、バッスルは縮小し、ドレス全体が簡潔なシルエットになっていく。スカートの後ろ腰はバッスル・スタイルの名残を残しつつも、極端なフォルムは姿を消し、シンプルなラインへ変化していった。

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  • タイトル: 舞踏会用ドレス
  • 作成者: 不詳
  • ファッション ハウス: Rouff Paris
  • Label: Rouff Paris
  • メーカー: ルフ
  • 作成日: 1888年頃
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Richard Haughton
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: ペール・グリーンの絹サテンに銀糸とシークイン刺繍。ツーピース・ドレス。トレーン部分は金色の植物柄の絹ブロケード。
京都服飾文化研究財団

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