鎌倉幕府が滅亡した後、後醍醐天皇は天皇中心の公家を重視した新しい政治を始めた。
足利尊氏は武家政治の再興を目指して、後醍醐天皇に反旗を翻し京都を奪回。
建武の新政はわずか三年足らずで崩壊した。
天皇方は比叡山を拠点として、京都奪還を目指す。
天皇方の新田軍は、琵琶湖畔の三井寺に立てこもる足利軍に攻め入ろうとするが、堀にかけてあった橋をはずされており、攻めあぐねていた。
そこで新田義貞の部下の篠塚、亘理、畑、栗生の四人が大暴れ。
大卒塔婆を引き抜き橋をかける者。門柱を倒す者。仁王像を投げ飛ばす者。
周りをなぎ倒しながら三井寺へ攻め入る新田四天王の大活躍の場面である。
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