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虫合戦図

Namumeji(春木南溟か)江戸時代、19世紀中頃

神戸市立博物館

神戸市立博物館
神戸, 日本

一連の「虫合戦図」に「 Namumei」と記し、作者とされてきた春木南溟は開明的な大名としてられる松平 春 嶽 や北方探検家の松浦武四郎と交流があったと言われ、日本を取り巻く国際情勢に少なからぬ関心を抱いていたことが想定される。ペリー来航以前に日本人は、 2つの衝撃的な海外ニュースを経験していた。ひとつは 1840 年勃発のアヘン戦争。いまひと つは、19 世紀初頭にヨーロッパの大半を支配下においたナポレオンの出現である。 江戸時代の後期、ヨーロッパでの戦闘を描いた舶来版画をベースに描かれた洋風戦闘風景 図が、肉筆・版画を問わず、しばしば現れるようになる。確かにその現存例はペリー来航以 後のものが、その絵画化の動きは遅くとも天保年間(1830-1844)には 始まっていた。欧米諸国の軍事力への関心や探求も、その制作のモチベーションになっていたはずで ある。「虫合戦図」はそんな多くの幕末洋風戦闘図の一変形として、まず認識しなおす必要がある。

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  • タイトル: 虫合戦図
  • 作成者: Namumeji(春木南溟か)
  • 作者の生存期間: 1800/1900
  • 作者の国籍: Japan
  • 作者の性別: male
  • 日付: 江戸時代、19世紀中頃
  • タイプ: Painting
  • 媒体/技法: 絹本著色
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