十二世紀末、モンゴル大平原は数々の遊牧民族が割拠していた。
モンゴルの史書『元朝秘史』によるとモンゴル族の祖は『蒼き狼』と『白き女鹿』であるという。幼少の頃より弱小部族として苦難の時を生きたテムジン(成吉思)は部族繁栄のために立ち上がる。
そして数々の部族との戦いに勝利を治めモンゴルを中心とした国家いわれ自ら汗(ハーン)となった。その勢いはとどまる事なく、万里の長城を超え長年の宿敵 『金』を攻め落とし世界制覇を目指したのである。後、孫のフビライ汗の代には中国全土を治め『元』を築き日本にも進出を図るが博多湾で『神風』に合い断念 したという。ねぶたは、モンゴル建国八百年を記念し長城を超えるヂンギスハーンの勇姿を画いている。