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楮の白皮を煮る前にもう一度、川に二昼夜ほど浸して晒します。これにより白皮は一層美しさを増します。次にその白皮を煮ます。大釜の湯にソーダ灰を入れ、楮をほぐしながら入れてゆきます。楮の上下を返しながら1時間くらい炊くと、灰汁が出て真っ黒になります。灰汁を取り、火を止めてやはり1時間くらい蒸します。上質の和紙を作る場合には、昔ながらの木灰を使う場合もあります。柔らかくなった楮を川で水洗いし、灰汁や小さな塵を取り除きます。
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