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粗い竹筆を用い、「初祖菩提達磨大師」と一気呵成に書き下した八字一行書。中国禅宗初祖の名号であることから「初祖号」とも呼ばれる。一休宗純(一三九四~一四八一)は、室町時代の大徳寺派の禅僧で、旧規にこだわらない奔放な禅風が堺の町衆らの強い支持を受けた。一休筆とされる初祖号は数多く伝来し、また江戸初期の茶会記にもたびたび見出されることから、当時から茶掛として好まれていたことが知られる。徳川家康(駿府御分物)・徳川義直(尾張家初代)所用
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