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この作品では、広場にある実在の教会のかわりに、気紛れに今にも壊れそうな建物を描き込んでいる。こうした絵は「カプリッチョ」(奇想画)と呼ばれ、18世紀には、しばしば実在するものと空想上のものとを組み合わせた都市風景画を意味した。本作の舞台となった広場は実在したと思われるが、描かれたいくつかの要素は架空のものであろう。広場の向こう側には、廃墟になりかけた建物があり、その周辺には幾人かの人物が散在し、左手奥に目を向けると、潟になっており、船が停泊しているという不思議な風景である。

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