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挟箱(はさみばこ) 外出の際に必要な衣類・調度・装身具を納めて従者に担がせる箱である。方形で被蓋造、棒を蓋の上に通して肩に担ぐ。近世の武家独自の旅行用具。語源は昔、衣服を竹に挟んで運んだためという。胡蝶意匠が二点現存し、いずれも担棒は失われている。同じデザインの調度品が本品を含め十点現存しており、「初音蒔絵調度」と同じく、寛永十六年(一六三九)九月、三代将軍家光の娘千代姫が尾張家二代光友に嫁した際持参した調度で、幸阿弥家十代の長重(ちょうじゅう)が製作に当った。
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