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古林清茂墨蹟(幽禅人送別偈) (重要文化財)

古林清茂1326

福岡市美術館

福岡市美術館
福岡市, 日本

古林清茂(くりんせいむ)は、中国元時代を代表する禅僧の一人です。古林は、禅宗の世界に「偈頌(げじゅ:悟りの心を歌の形であらわした文)」を主とする文芸的要素を取り入れたことで知られています。晩年は金陵鳳台山・保寧寺の住持となり、晩年を過ごしました。日本からも、筑前出身の石室善玖を初めとして、多くの留学僧が古林のもとに参禅したことが知られています。本墨蹟も、書き出しに「万里迢々鳳台到(万里はるばる保寧寺に到る)」とあるように、日本から参禅した留学僧に書き与えたものです。蘭渓道隆系の曇幽禅人という僧が、修業を終えて帰国する際の、いわば師からの「卒業証書」です。その時古林は六十五歳、晩年に当るにも関わらず、強靱かつ伸びやかで豊かな書風を示しています。古林の書のなかでも代表的な作品のひとつです。

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  • タイトル: 古林清茂墨蹟(幽禅人送別偈) (重要文化財)
  • 作成者: 古林清茂
  • 日付: 1326
  • 実際のサイズ: w68.1 x h34 cm
  • Materials and Techniques (Japanese): 紙本墨書
  • タイプ:
  • 媒体/技法: Ink on paper
福岡市美術館

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