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コート「ファイナル・ホーム」

津村耕佑1994年

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

40以上ものポケットが備わったこの服は、「ファイナル・ホーム」という名前が明快に示しているように、究極的には服がひとつの家になるという考えから生まれた。ポケットに新聞紙を入れれば屋外でも暖かく過ごすことができ、クッションを入れれば野外スポーツの観戦にも役立つ。日常生活の様々な局面で用いることのできるコートは、災害時にも対応可能な柔軟性を持っている。
衣服を家と捉える本品は核家族化が進み、個の生活に重点が置かれた社会を象徴しているとも言えよう。また、本品には不要になった際のリサイクル・システムまでもが組み込まれており、エコロジーのような社会問題も視野に入れられている。

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  • タイトル: コート「ファイナル・ホーム」
  • 作成者: 津村耕佑
  • ファッション ハウス: FINAL HOME
  • Label: FINAL HOME
  • メーカー: ファイナル・ホーム
  • 作成日: 1994年
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: ナイロン製のフード付きコート。ファスナーによる開閉。40以上のポケット。
京都服飾文化研究財団

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