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コート、ウエストコート、ブリーチズ

18世紀中頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

18世紀中期の男性服。コートはカフが大きく、ウエスト両脇から後ろ裾にかけてプリーツがたっぷりとたたまれている。ウエストコートは腰が隠れるほどの長さがある。また、コートには銀糸、ウエストコートには多色の絹糸や金糸を用いて華やかな織り柄が施されている。
近代以前の西洋において、王侯貴族の男性服は女性服に劣らず華美で豪奢であった。自らの特権的地位を誇示し、服装によって身分制度を維持しようとする思惑からである。
ブロケードの織機は自在に柄を作ることができる反面、経糸の動きを調節する通糸(つうじ)を操作する助手が必要で、製作に時間がかかった。紋織がより機械的に作られるようになるには、ジャカード織機の登場(1804年)を待たねばならない。

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  • タイトル: コート、ウエストコート、ブリーチズ
  • 作成日: 18世紀中頃
  • 作成場所: フランス
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: コートは紫に花のブーケ模様の絹ブロケード。ウエストコートはピンクに花と毛皮の連続模様の絹ブロケード。赤の絹ベルベットのブリーチズ。
  • Bibliographic references: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa
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