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バスト・ボディス

不詳1911年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

前身頃にボーンが格子状に挿入されたバスト・ボディス。極端に胸を前に押し出し、バストが一つに見えるこの形状は、「モノボゾムMonobosom(monoは〈単一〉、bosomは〈胸〉の意)」と呼ばれた。1910年代初めのコルセットは、上辺をほぼアンダーバストの位置まで下げて着装する形状となり、バスト部には本品のようなボディスが着装された。当時のモンゴメリー・ウォード社やシアーズ・ローバック社の通信販売カタログでは'bust supporter’、 'bust extender’などと呼ばれ、スレンダーな女性がより豊かな胸を形成するためと宣伝されている。
スピレラ社は1904年にコルセット・メーカーとしてアメリカで創業し、イギリス及びスエーデンにも拠点を持っていた。創業前に柔軟で折れにくいコルセット用ボーンで特許を取得している。

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  • タイトル: バスト・ボディス
  • 作成者: 不詳
  • ファッション ハウス: Spirella
  • Label: Spirella
  • メーカー: スピレラ
  • 作成日: 1911年頃
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: 下着
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 白い綿の平織。ボーン入り。胸元にレースのトリミング。
京都服飾文化研究財団

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