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巌浪双鶴図

広渡湖秀江戸時代 19世紀初期

神戸市立博物館

神戸市立博物館
神戸, 日本

 偶然にも「広渡」「巌斐湖秀」を名乗る人物が2人いたらしい。ひとりは天明4年(1784)に亡くなった長崎の御用絵師、もうひとり(1766~1820)も長崎出身で京都をへて江戸に来た絵師だが、彼らの関係はよくわかっていないが、本図の筆者は、その作風から後者と考えられている。
 一見、典型的な南蘋風花鳥画のように見えるが、ずぶとい筆致で描かれた波浪や岩肌、そして動物たちのあまりにもとぼけた表情は、むしろ四条派風の柔らかでユーモラスな作風に通じるものがある。宋紫石以後の「唐画」の和様化ぶりを示す逸品である。款記は「巖斐」、 白文方印「広渡儀印」 白文方印「巖斐」 を捺す。

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  • タイトル: 巌浪双鶴図
  • 作成者: 広渡湖秀
  • 作者の生存期間: 1766 - 1822
  • 作者の国籍: Japan
  • 作者の性別: male
  • 日付: 江戸時代 19世紀初期
  • 実際のサイズ: w47.0×h111.2cm
  • タイプ: Painting
  • 媒体/技法: 著色
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