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作者のことばから八月十一日 観音本町県立二中校庭午後四時ごろ父義忠 二男二朗死体 深さ1メートルぐらいの長い溝を幾つも暁部隊が堀られた。各自死体をこの溝に横たえ、廃材を乗せて火を付けた後トタン板をかぶせて、翌日骨を拾いに行く。燃料がよく燃えないのでほとんど焼けなかった。罪もない子どもが業火に焼かれ、あるいは親と生き別れの憂き目を見る。一体こうした悲劇は誰の罪か。
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