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クリノリン

1860年代後半

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

19世紀中期のファッションを特徴づけるのはクリノリン・スタイルである。クリノリンは、もとは麻布に馬の尾毛を織り込んだペティコートだったが、スカートの膨らみと競いあうように改良が重ねられる。1850年代後半、針金や鯨のひげなどの輪を水平に何本もつないだ画期的なクリノリンが誕生し、さらに鉄製のフープによる大きなかご状のものへと変化していった。
本品のような軽くて着脱の容易なクリノリンの出現でスカートは急激に巨大になり、60年代に最大となる。しかし大きくなりすぎたクリノリンは、歩くにも戸口を通るにも支障をきたし、風刺画の格好の材料として取り上げられた。

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  • タイトル: クリノリン
  • 作成日: 1860年代後半
  • 作成場所: 製作国不詳
  • 実際のサイズ: 105cm (Diameter from left to right) / 98cm (from front to back) / 318cm (circumference of hem)
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: 下着
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 白い綿、19のスティール・ワイヤー・フープ。
京都服飾文化研究財団

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