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色面のみによる幾何学的構成であるが、よく見ると黒く配されているのが集合住宅の窓であることがわかる。鮮やかな色の建物壁面に対して、見えない黒い窓の奥にある近代社会の人々の暮らしを暗示したものである。モンドリアン風の色面構成に加えて、4ヶ所ほどに貼り付けられた厚紙、砂目などには、戦後の洋画の動きに歩調を合わせるかのように、日本画材のマチエールの問題に向き合う姿がうかがえる。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます