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垂れ下がった葡萄の房の装飾が、流れるようなドレスのラインと呼応している。優美な装飾と曲線が尊ばれたアール・ヌーヴォー期は、自然をモチーフにした有機的なものが好まれ、服飾にも多用された。1891年にパリにメゾンを開いたパキャンは、いち早くロンドン支店を開設(1896年)、1900年パリ万博の服飾部門総監督を務めるなど、服作りだけでなく多方面で手腕を発揮した。メゾンはランジェリーや大規模な毛皮部門が併設されていた。
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