シャープなシルエットが特徴の「プロフィール・ライン」と呼ばれるコレクションの一つ。
ほっそりとした上半身と対照的に鋭角的に張り出したフォルムのスカートは、同型の立体的な裁断の固いペティコートをはくことで、完璧なシルエットを演出している。
1947年の「ニュー・ルック」以来、パリ・オートクチュールの黄金時代をリードしたディオールは、「チューリップ・ライン」、「Aライン」など、シーズンごとに新しいシルエットを次々生み出した。彼は固い芯地やボーンを用いることにより、ドレスそのものに立体的なシルエットを与えた。