次の場所
関連コンテンツを見る
遼三彩は、遼時代後期に盛んに作られている。皿や盤がよく知られており、型作りで形や文様の輪郭が表されているのが一般的である。文様で最も多いのが花文であるが、遼の花文は、褐色の花の両側に緑色で葉をつける文様構成が多い。本作品もその文様構成ではあるが、文様に型押しなどの輪郭はなく、そのまま白化粧の上に花文らしき褐色釉をおき、その両側には、葉とおぼしき緑釉をのせる。精巧さはないが、遼三彩独特の素朴さに溢れた作品である。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます