梶田博士は、スーパーカミオカンデを利用して宇宙線と大気の衝突から生まれた「大気ニュートリノ」について研究し、ノーベル物理学賞を受賞しました。
梶田博士が参加した研究チームが世界ではじめて証明したのは、大気ニュートリノが振動していることです。
ニュートリノが振動するということは、その性質が周期的に変化するということ。つまり、ニュートリノに質量があるということを意味しています。それは、これまでの物理学の知識では説明できない現象なのです。
ニュートリノ振動を証明したことにより、自然や宇宙に対する人類の知識を大きく広げることに貢献したといえるでしょう。