読み込んでいます

ドレス(ルトゥルーセ・ダン・レ・ポッシュ)

1780年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

イギリスからやってきた風習である田園の散歩や戸外での憩いのために、動きやすさを重視した庶民の服から生まれた着こなしが流行する。その一つは、本品に見られるルトゥルーセ・ダン・レ・ポッシュと呼ばれた着装方法。ガウンの裾を両サイドのスリットから引き出し、後ろ腰にたっぷりと襞を寄せてからげる。強いコントラストを見せる赤と白のペキン縞がよりその効果を高めている。
ペキン縞は、もとは中国で作られた同等の幅による異なる織り方や色彩による縞柄の織物。中国趣味の広がりを受けて、1760年頃にはフランスでも作られるようになり流行した。ジャン・シメオン・シャルダンが描くように、富裕な市民階級の女性たちはこうした縞柄をよく着ている(The Morning Toilette, c.1741, Nationalmuseum, Stockholm)。

一部のみ表示もっと見る
  • タイトル: ドレス(ルトゥルーセ・ダン・レ・ポッシュ)
  • 作成日: 1780年頃
  • 作成場所: フランス
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Toru Kogure
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: モワレ柄の赤い絹ファイユと白い絹平織のペキン縞。共布とフライ・フリンジの縁飾り。共布のペティコート(ジュップ)。
京都服飾文化研究財団

アプリをインストール

美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます

ホーム
発見
プレイ
現在地周辺
お気に入り