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ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)

1770年代後半(テキスタイル:1750-60年代)

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

ロココの衣服にはフラウンス、フライ・フリンジ、造花、リボン、シュニールなどの夥しい装飾が欠かせなかった。本品は、過剰とも思える夥しい装飾が全体として素晴らしい調和を見せ、洗練と装飾性に溢れたロココを形容するにふさわしいドレス。
テキスタイルは、その質の高さとデザインで名声を誇ったフランスのリヨン製織物。ピンクと白の経縞を地模様として、リズミカルな花づな模様のカルトゥーシュの中に花束が多彩に織りだされている。それをレースと共に飾られた繊細な縁飾り(パスマントリー)が飾っている。テキスタイルに織り出されている花束や花づなと同じモチーフが、色だけでなく質感も立体的に作り出されている。これほど見事なパスマントリーの例は少ない。
フランスでは1653年にパスマントリー組合が結成されて以来、専門の職人たちによってさまざまな装飾が生み出され、18世紀に渡って隆盛した。

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  • タイトル: ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)
  • 作成日: 1770年代後半(テキスタイル:1750-60年代)
  • 作成場所: フランス
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: アイボリーにピンクの縞柄のリヨン製絹ブロケード。シュニール糸の縫取織による花束と花づな柄。共布のサボ型袖。絹ネット・レースとシュニール糸による立体的な花飾りによる縁飾り。共布のストマッカーとペティコート。
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