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本品はウエストラインが胸まで上昇したワンピース形式のドレスであるラウンド・ガウン。1789年のフランス革命と前後してロココの豪奢なドレスの流行は簡素なドレスへと変化し、ロココ期のガウンとペティコート、ストマッカーで構成されていた女性服は、この時期に身頃とスカート部が一続きとなった。丸みを帯びた形状からラウンド・ガウンと呼ばれている。ラウンド・ガウンは、ハイデロフの『ギャラリー・オブ・ファッション』(1794-1802、ロンドン)の図版に数多く登場している。
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