読み込んでいます

ドレス「タトゥー」

三宅一生1971年秋冬

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

三宅の初期を代表する作品の一つ。「タトゥー」と題された本品には、日本の刺青に擬えたプリントが施されている。プリント・デザインは、1971年から三宅の仕事に参画したテキスタイル・デザイナー、皆川魔鬼子。
爛熟期を迎えていたヒッピー・ムーブメントの中、若者に圧倒的な支持を得ていたロック・ミュージシャン、ジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンは、70年秋、共に20代で夭折した。本品は彼らへの、三宅の鎮魂歌であろうか。パリ・オートクチュールに学んだ三宅は、一握りの人のためにではなく、プレタポルテという新しいファッション・システムによって、世界の多くの人のための〈服〉を日本から世界に向けて打ち出そうとした。ロックと刺青、若者文化と伝統的な庶民文化のクロスオーバーには、彼の主張と時代性が強くにじみ出ている。

一部のみ表示もっと見る
  • タイトル: ドレス「タトゥー」
  • 作成者: 三宅一生
  • ファッション ハウス: issey miyake
  • Label: issey miyake
  • メーカー: イッセイ・ミヤケ
  • 作成日: 1971年秋冬
  • シーズン: Autumn / Winter 1971
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Masayuki Hayashi
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵、株式会社三宅デザイン事務所寄贈
  • 媒体/技法: ライトブラウンの綿ジャージーのワンピース・ドレス。前身頃から後身頃にかけて刺青柄のプリント。後身頃にジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンの肖像のプリント。
京都服飾文化研究財団

アプリをインストール

美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます

ホーム
発見
プレイ
現在地周辺
お気に入り