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立体的なクロッシェ・レースによってS字型シルエットに編みあげられたドレス。蜻蛉や百合、葡萄といった動植物は、アール・ヌーヴォーが好んだモチーフである。本品はアイリッシュ・クロッシェ・レースと呼ばれる鉤針編みで、スペインやヴェネツィアのニードルポイント・レースを手本に、1850年代からアイルランド南部の修道院を中心に作り始められた。当初は衿やカフスにあしらわれていたが、1905年から10年頃、総レース仕立てのドレスがヨーロッパで制作され、流行した。
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