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ペティコート

1720年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

中国趣味のペティコート。現在のアイテムではスカートに該当する。下半分を覆う花卉、中国の祥瑞を象徴する桃、鳳凰、蝶などのモチーフが、伝統的な暈繝(ウンゲン)彩色(同一色相の濃淡の変化を、段階的に区分けをして表現する技法)を用いた中国刺繍で、鮮やかな色彩と共に躍動感にあふれて表現されている。
これらの中国製刺繍は切り取られ、イギリスでペティコートの上にアップリケされた。18世紀の西洋人を惹き付けたのは、大航海時代以降に増加した東洋からの品々だった。とりわけ17世紀から中国の品は遥か異国への憧憬を駆り立て、中国趣味(シノワズリー)の流行を生んだ。珍しさと共に、異国的な美学が西洋における新たな創造の糧となった。

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  • タイトル: ペティコート
  • 作成日: 1720年頃
  • 作成場所: イギリス
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Toru Kogure
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: グリーンのタフタ。花鳥や蝶のモチーフの中国製刺繍をイギリスでアップリケ。
京都服飾文化研究財団

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