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花鳥の阿蘭陀風景図

若杉五十八江戸時代 18世紀後期~19世紀初期

神戸市立博物館

神戸市立博物館
神戸, 日本

 若杉五十八(わかすぎいそはち)(1759~1805)は、長崎奉行のもとで地役人を勤める家系に生れ、貿易の事務にあたる会所請払役となった。職業画家としての経歴が不詳であるにもかかわらず、ひとり突出して優れた油彩画を遺す。元は軸装であったが、蒐集した池長孟によって額に改装されている。サインの字体は初々しく、落款の一部が「je(絵)」「QUA(画)」と日本語の音を欧字で表記するにとどまっていることなどから、初期の作品と推定される。青色は輸入顔料のプルシアンブルー、緑もプルシアンブルーと黄色顔料による。五十八が、透明感のある明度の高い青い空を表現できたのは、まだ輸入量が少なく高価であった外国製の絵具を使用できる立場にあったからだろう。

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  • タイトル: 花鳥の阿蘭陀風景図
  • 作成者: 若杉五十八
  • 作者の生存期間: 1759 - 1805
  • 作者の国籍: Japan
  • 日付: 江戸時代 18世紀後期~19世紀初期
  • 実際のサイズ: w57.5 x h134.6 cm
  • タイプ: Painting
  • 外部リンク: 「花鳥の阿蘭陀風景図」の日本語情報
  • 媒体/技法: 著色
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