三溪園内の建造物「臨春閣」(重要文化財)の第一屋瀟湘の間の障壁画、全9面。屏風からの改装品。瀟湘は、中国湖南省の瀟水と湘水が合流する地域で、風光明媚な景勝地として知られ、古くから瀟湘八景という画題で多くの画家たちによって描かれてきた。本図は、屏風から改装された際に、紙面のサイズの違いを隠すために金泥を刷いており、本来の作画を一部覆ってしまっているが、常信ののびやかな筆致がよくあらわれた作品である。
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