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この2曲屏風に、西洋的な遠近法、明暗・立体表現で描かれた二人の武人である。一見西洋絵画のようにも見えるが、素材は油画ではなく日本的な顔料絵具が使われている。日本で布教活動を展開したイエズス会が運営していたセミナリオで教育を受けた日本人画家による作品と想定される。この屏風は明治か大正時代まで西村家に伝来していた。この家の祖先は、原城を陥落させた松平信綱の家臣・西村次郎右衛門であり、この屏風も次郎右衛門が原城から持ちだしたものだとする伝説が伝わっていたという。
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