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すっきりと広がるスカートと大きく膨らんだエレファント・スリーブは、1895年頃の典型的なシルエット。スカートに大胆に施された陽光と雲のデザインには、日本の美術・工芸品のデザインに特徴的な非対称性が見てとれる。19世紀後期、ジャポニスムの隆盛を背景に着物やそのデザイン見本帳である「雛形」が西欧に渡った。そこに示された日本の文様や左右非対称の構図は、本品のようにパリ・オートクチュールにも新しいデザインとして吸収されていった。
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