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イヴニング・ドレス

ジャック・ファット1953年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

まるでクリノリンの時代を彷彿させるような、1950年代ファッションの典型が示されている。ボディスには5本のボーンが裏打ちされた構築的なフォルムだが、綿ピケと水玉模様の若々しい躍動感、それにアクセントを与えるパイピングは、現代的でカジュアル。後のファッションのカジュアル化を予測させる、堅苦しさを嫌った特徴が明快である。1954年に急逝したファット晩年の作品。1937年にパリでオートクチュールのアトリエを開いたファットは、40年には早くも人気メゾンとなり、第二次大戦後、米国における既成服の展開で成功を得た。優美な50年代ファッションに軸足を置きながらも「Alternative(伝統にとらわれない)」と評された、カジュアルな持ち味が特徴だった。

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  • タイトル: イヴニング・ドレス
  • 作成者: ジャック・ファット
  • ファッション ハウス: JACQUES FATH PARIS
  • Label: JACQUES FATH PARIS
  • メーカー: ジャック・ファット
  • 作成日: 1953年頃
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 白の木綿ピケに黒の水玉プリントのワンピース・ドレス。黒のパイピングの装飾。
京都服飾文化研究財団

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