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イヴニング・ドレス

ジャンヌ・ランバン(ランバン)1928年夏

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

ベルト背面には大きなボウをあしらって着物の帯のような効果を出し、黒、赤、金色の色使いも日本の漆細工を思わせる。1920年代、異国趣味の淵源はロシア、エジプト、南米、中国、日本へと広がった。オートクチュールの老舗ランヴァンは、日本的な色彩やモチーフを積極的に採用した。
ドレスの裾には長短のアクセントを規則的につけ、それによってドレスの裏裾に縫いとめた赤い絹サテンが覗き見える。そこには一面に、幾何学的な模様のステッチが施されている。こうしたステッチは、リボンやレースといった優雅な装飾が時代遅れになり始めた1920年代中頃からランヴァンの作品に現れ、後の1930年代にはメゾンを代表する装飾技法の一つとなった。あえて裏裾に配したステッチがモダンである。

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  • タイトル: イヴニング・ドレス
  • 作成者: ジャンヌ・ランヴァン
  • ファッション ハウス: Jeanne Lanvin, PARIS UNIS FRANCE, 15 7, ÉTÉ 1928, 45976
  • Label: Jeanne Lanvin, PARIS UNIS FRANCE, 15 7, ÉTÉ 1928, 45976
  • メーカー: ジャンヌ・ランヴァン
  • 作成日: 1928年夏
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokaw
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 黒い絹タフタのワンピース・ドレス。黒い絹タフタのベルトに赤と金色の絹リボンをストライプ状にアップリケ。
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