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白磁鳳首水注

広東窯

公益財団法人 東京富士美術館

公益財団法人 東京富士美術館
東京都, 日本

丸みをもった胴部を持ち、頸には2本の突帯を付ける。頭部は鳳凰の頭をかたどり、花弁形の鶏冠(とさか)が口となっている。鳳凰の目や眉状の部分は貼り付けで、毛並みなどは片切り彫りを施し、より立体的に仕上がる。前代の隋時代や唐時代にも、鳳凰の飾りがある水注が知られるが、この作品はより時代が進み、すでに把手はなく、細長い注口が付く形に変化している。この種の鳳首水注は、広州省の窯で生産され、とくに東南アジアでの出土例が多いことで知られる。

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