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19世紀に活躍した浮世絵師・歌川広重の代表作《東海道五拾三次之内》の中の一図で、馬市の様子を描いている。手前の草原には売り買いされる馬たちがつながれ、その奥の松の下では馬喰たちが競りをしている。黄緑と藍を組み合わせた青々とした草原が実に美しく、爽やかな夏の風をも感じさせる。遠くに見えるクジラのような形をした小山は、後の摺では削除される。当館の所蔵品は稀少な初摺であり、摺り、保存状態ともに世界屈指の名品として知られる。
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